| 会社名(提供元) | 近畿大学 |
|---|---|
| 受講した通信講座名 | 図書館司書コース |
| 取得を目指した資格 | 司書 |
| 試験の結果 | 受講の修了をもって資格を取得した(合否のある試験はなかった) |
| 通算学習時間 | 50時間〜100時間未満 |
| 受講料 | 15万円〜20万円未満 |
| 性別 | 女性 |
| 受講当時の年代 | 50代 |
| 受講当時の職業 | 自営業・フリーランス |
| 講座の満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
司書資格を目指したきっかけ
私は数年前から図書館に関わる仕事をしています。ある日、図書館で職員さんと家紋について話していたときのことです。その人は「家紋だと……」と言いながら、ある書架に向かって歩いて行きました。
図書館の書籍には、それぞれ請求記号という番号があります。分野ごとに数字が割り当てられており、その人は家紋の請求記号が288だと知っていました。だから、どのあたりに関連する書籍があるか目途がついていたのです。
その姿を見て「かっこいい!」と思いました。私も請求記号を知りたいと感じ、司書資格の取得について考え始めました。
近畿大学通信を選んだ理由
大卒である私が司書を取得する方法は、大学の科目履修生となり、必要単位をとることでした。司書コースをもつ大学はいくつかあります。その中で私は、通学不要で通信だけで勉強できる近畿大学と八洲学園大学を検討しました。
最終的に選んだのは、近畿大学通信教育部の図書館司書コースです。決め手は教科書のあつかいでした。八洲学園大学は教科書代が別で、市販の教科書を自分で購入しなければなりません。一方、近畿大学は教科書が学費に含まれ、大学が用意してくれるところに魅力を感じました。
図書館司書コースの学費と延長
学費は入学金、選考料、教材費など込みで166,000円くらいでした。1年で修了するとして月々に換算すると14,000円弱です。習い事感覚で受講できると思いました。
しかし私は1年目にさぼってしまい、修了できませんでした。そのため、6か月の延長を2回行いました。延長するごとに、追加で15,000円の登録料がかかりました。
このコースは最長2年です。私はぎりぎりでの修了となりました。
レポートとメディア授業の進め方
司書コースの勉強は、11科目がレポート提出から試験へと進みました。レポートと試験の両方に合格したところで、その科目の単位取得となります。
それ以外に、50分ほどの動画を15回視聴するメディア授業が2科目ありました。視聴後に試験を受け、合格すると単位取得となります。この11科目と2科目の試験に全部合格した時点で修了です。
私は司書コースの勉強を、ガイダンスや説明会などに参加せずに始めました。そのため、見落としていたことがいくつかあったのです。
例えばレポートは、提出した時点で試験を受ける権利ができます。それなのに合格しないといけないと思い込み、結果が出るまで試験に取り掛かりませんでした。
またメディア授業も、関連科目のレポートを提出すれば受講の権利ができるのですが、それを見落としていました。この科目のレポート提出を後の方で行ったため、メディア授業を2年目に入ってからバタバタと視聴することになりました。
結局、私は全科目の試験を最後の半年間にまとめて受ける羽目になりました。幸い試験はすべて一度で合格できたのですが、かなりヒヤヒヤしました。
司書コースのレポート再提出対策
試験はすべて一度で合格しましたが、レポートは何度か再提出となりました。レポートの返却までは1〜2か月あります。再提出で返却されてくると、どこがいけなかったのだろう、また再提出になったらどうしよう、と不安になりました。
そのようなとき、科目名とレポートといった言葉でネットを検索してみました。すると、同じ司書コースを受けていた人のブログをいくつか見つけたのです。ブログの中には、その人が提出したレポート全文と、担当教官の講評まで書かれているものもありました。
私には特に、その講評が参考になりました。講評を読むと、担当教官がレポートでどういうポイントに触れてほしいのかが分かったからです。そのポイントを外さずに書くようにしたところ、その後の再提出はほとんどなくなりました。

司書コースを受講して感じたこと
司書コースを受講して、図書館はただ本を借りられる場所ではないと学べました。図書館は、私たちの生活に意義をもって存在しているのです。
残念ながら請求記号については、出会った職員さんのように、いろいろな分野の記号がすべて頭に入ったわけではありません。このあたりは、経験を積まなければ難しいのだと思います。
しかし、図書館の歴史や、私たちの生活を豊かにしてくれる存在としての図書館を、たくさんの科目を通じて学びました。そのおかげで以前よりも図書館に感謝する気持ちが大きくなり、訪れることも多くなりました。
あわせて読みたい資格講座の体験談

近畿大学の司書コースは履修の順番が鍵
そもそも司書とは、図書館で働く専門の職員のことです。文部科学省の説明では、本の選定や発注、受け入れから、分類、目録づくり、貸出、調べもの相談、読書案内までを行う人とされています。名前の似た司法書士とはまったく別の資格で、活躍の場は主に公共図書館や学校、大学の図書館です。
この司書の資格は、大学や短大で図書館に関する科目の単位をそろえると取れます。文部科学省の説明では、一度大学を卒業した人でも、通信や科目等履修で必要な科目を取れば資格が成り立つとされています。通学しなくても目指せるので、働きながら学ぶ人にも向いています。
近畿大学の図書館司書コースは、必修と選択を合わせて24単位で修了になります。ほとんどの科目はテキストを読んでレポートを出し、そのあと試験を受けて単位になります。ただ、情報サービス演習と情報資源組織演習の2科目は少し仕組みが違います。
この2つは、もとになる科目のレポートが受け付けられてから、はじめてスクーリングやオンデマンド授業に進めます。つまり、演習科目に進むには前の科目のレポートを早めに出しておく必要があります。この順番を知らないまま進めると、後半に演習と試験がまとめて残ってしまいます。
通信制大学で学ぶときは、どの科目がどの順番でつながっているかを最初に確かめておくと、あとで楽になると思います。
もう一つ知っておきたいのは、資格を取っただけで図書館の仕事に就けるわけではないことです。公立図書館の司書は、その自治体の採用試験を受けて配属される必要があり、資格はその入り口として役に立ちます。
近畿大学通信で司書を取った体験談のまとめ
大学を卒業した50代の自営業の方が、通学不要で教科書も学費に含まれる近畿大学の図書館司書コースを選んだ体験談です。レポートと試験、メディア授業を進めていった流れがわかります。
科目のつながりを途中で知り、後半にまとめて取り組む場面もありましたが、最後は修了までたどり着いています。通信制大学で司書を目指す人にとって、講座選びの決め手や、科目の順番を早めに確かめておくとよい点が参考になると思います。
