| 会社名(提供元) | フォーサイト |
|---|---|
| 受講した通信講座名 | 行政書士通信講座バリューセット3 |
| 取得を目指した資格 | 行政書士 |
| 試験の結果 | 不合格 |
| 受験回数 | 1回目 |
| 通算学習時間 | 500時間以上 |
| 受講料 | 7万円〜10万円未満 |
| 性別 | 男性 |
| 受講当時の年代 | 40代 |
| 受講当時の職業 | 会社員(正社員) |
| 講座の満足度 | ★★★★★ 1(とても不満) |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
なぜ法律系資格を目指したか
私には、小学校低学年と保育園児、2人の子供がいます。その一番下の2歳児は、障害を持って生まれてきました。障害をもった子供の様々な申請や届出の手続きとなると、行政とのやり取りの複雑さに何度も頭を抱えました。
そして何より「自分たち親がいなくなった後、この子は幸せに暮らしていけるのだろうか」という不安がありました。制度を知らなければ、そもそも一歩を踏み出すことすらできない。そのことを痛感したのです。
さらに本業の薬剤師として在宅医療の現場に立つ中で、後見制度の存在とその必要性を肌で感じる機会が重なりました。知識がないと、困っている人を目の前にしても何もできない。この2つの経験が、法律系資格を目指す原動力になりました。
薬局の薬剤師だと、お薬のこと以外はほかの人にバトンタッチするしかないんですよね。それがとてももどかしかった。様々な相談に乗れる薬剤師になりたい、という思いもありました。
司法書士から行政書士に変更
正直に言うと、最初に目指したのは行政書士ではなく司法書士でした。ただ、いろいろと情報収集する中で、勉強時間の確保が大きな問題になったのです。
3人の子育てをしながら確保できる勉強時間は、週22〜24時間が精一杯。これでは司法書士は難しいと考え、まずは行政書士に切り替えることにしました。そんな中で選んだのが、通信講座のフォーサイトです。
1年目は、その年の1月から受講をスタートしました。限られた時間の中で、まずは形から入ろうと考えたのです。

フォーサイトの動画とテキスト学習
学習スタイルは、動画を見てインプットし、そのあと問題演習に取り組むオーソドックスなものでした。ただ正直なところ、テキストを見ながら講義を聞いていても「これは民法の条文順に進んでいるのか」「今なんの論点をやっているのか」がつかみにくく感じる場面がありました。
カラフルなテキストは一見わかりやすそうなのですが、逆に情報が多く感じて混乱することも。講師やテキストとの相性は、人によって本当に差が出るのだと実感しました。
それでも動画視聴も含めて、月80時間ほどは机に向かっていたと思います。土日は妻と交代で午前・午後を勉強時間に充て、家族総出の受験生活でした。
行政書士講座の受講料と結果
受講料は85,000円ほどでした。内容自体は基礎からしっかり組まれていて悪くはなかったのですが、正直「この価格に見合う結果を出せたか」と聞かれると、1年目に関しては胸を張れませんでした。
特に記述式問題はほぼ歯が立ちませんでした。しかも講師に「ここは出ない」と言われていた範囲が、まさかの出題というオチまでついてくる始末。今思えば、出題可能性を絞り込みすぎたテキストだったのかもしれません。
独学に切り替えた2年目の勉強
2年目は、一度試験が終わってから2回目を受けるか熟慮しました。ここで諦めたら今までの勉強がもったいない。そう思い、4月から独学に切り替えて試験勉強を進めることにしました。
書店に足を運び、前年つまずいた部分がしっかり解説されているテキストを、自分の目で選び直したのが大きな転換点でした。月80時間ペースの勉強を継続し、土日は夫婦で交代しながら家族の時間と両立させました。
薬剤師×行政書士で活かす経験
現在は行政書士として、遺言・相続・任意後見を専門に活動しています。薬剤師・ケアマネジャー・FP2級という資格を掛け合わせ、医療・介護・お金・法律という視点で、まさにかつての自分たちのような家族に寄り添うことを強みにしています。
あの時、制度がわからず立ちすくんだ経験があるからこそ、今は同じように悩む方の背中を押せる存在でいたいと思っています。
合格・不合格だけがすべてではありません。1年目の失敗があったからこそ、自分に合った学び方を見つけられました。
通信講座は学習の型を与えてくれる心強い存在です。ですが、最後にそれを自分のものにできるかは、テキストとの相性を見極める自分自身の目も大事だと思います。焦らず、自分に合うやり方を探してみてください。応援しています!

行政書士試験の記述式対策の重み
行政書士試験は、300点満点のうち180点以上で合格します。全体の6割ほどをとる力が問われるわけです。なかでも配点が大きいのが、40字程度で答える記述式の問題です。
記述式はわずか数問でも、点数への影響が大きいところ。ご本人は1回目の試験で、記述式にほとんど歯が立たなかったと振り返っています。マークで選ぶ問題で点を積んでも、記述で崩れれば苦しくなるでしょう。
だからこそ、記述式は学習の早い段階から手をつけたい分野です。40字の中に、条文や判例の内容を正しく書けるようにする練習が欠かせません。過去問を解くだけでなく、書いて添削を受ける練習もできるとよいです。
試験に出そうな範囲をしぼり込むことに力を入れるより、実際に書く練習を多く積むほうが、記述式では力になります。
フォーサイト行政書士講座の選び方
フォーサイトの行政書士講座には、いくつかの種類があります。バリューセット1は、基礎と過去問をひととおりそろえたスタンダードなセットです。これに直前対策の講座を足したのが、バリューセット2です。
さらに答練やeラーニングまで加わるのが、いちばん手厚いバリューセット3です。ご本人が選んだのは、このバリューセット3でした。バリューセット3で特に手厚くなるのは、答練やeラーニングが加わる点でしょう。
フォーサイトのテキストはフルカラーで、図やイラストを多く使った作りが特徴です。直前対策の講座には、記述問題の対策編もふくまれています。記述式に不安がある人は、この直前対策の中身も見ておくと安心です。
なお、フォーサイトには不合格のときの全額返金保証もあります。ただし、この保証には学力テストの得点などの条件がつきます。申し込む前には、条件までしっかり確かめておきましょう。どのセットが自分に合うかは、いまの実力と使える時間で変わってきます。手厚さと値段のバランスを見て選ぶとよいでしょう。
この体験談から学べること
この体験談からは、資格選びと学習の進め方の両方を学べます。使える時間から目標を決めた点が参考になります。記述式のように差がつく分野は早めに学習しておきたいですね。
フォーサイト行政書士講座への満足度は高くありませんでした。ただ、合わないと感じたあとに独学へ切り替え、自分に合うやり方を探した点は見習えます。学び方は一つではないと教えてくれる体験談です。
