| 会社名(提供元) | スタディング |
|---|---|
| 受講した通信講座名 | 司法書士講座 |
| 取得を目指した資格 | 司法書士 |
| 試験の結果 | 不合格 |
| 受験回数 | 2回目 |
| 通算学習時間 | 100時間〜300時間未満 |
| 受講料 | 7万円〜10万円未満 |
| 性別 | 女性 |
| 受講当時の年代 | 30代 |
| 受講当時の職業 | 無職・定年退職後 |
| 講座の満足度 | ★★★★★ 3(普通) |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
スタディング司法書士講座を選んだ理由
司法書士試験を受けようと思ったきっかけは、家族から司法書士の資格取得を勧められたことでした。また、当時は勉強時間を確保しやすい環境にあったこともあり、受験を決意しました。
私は他にも法律系の資格試験を受験した経験があり、民法や憲法などの知識はすでにありました。そのため、講座を利用すれば合格できるのではないかという、少し楽観的な気持ちで受講を始めたのでした。
通学は個人的に負担を感じたため、通信を念頭に講座選びをしていたところ、スタディングの存在を知りました。詳しく調べてみると、アプリやオンラインで学習できる機能が他の講座に比べてかなり充実しているように感じました。
普段から電子書籍を好んで利用している私にとっては、教材をアプリ内でまとめて利用できるスタイルが自分に合っていそうだと思ったのです。また、他の講座に比べて料金が圧倒的に安かったことも、スタディングを選んだ大きな理由となりました。

スマート問題集での学習の進め方
学習の仕方は、まず講義動画を視聴し、Webテキストを読んでから一問一答のスマート問題集を解く、という順で進めました。翌日は要点暗記ツールで内容を再確認し、スマート問題集で間違えた箇所を解き直して復習。過去問集も用意されていたため、できる限り併せて取り組みました。また、毎日のノルマは学習時間ではなく、何コマ進めるかで決めていました。
科目は民法からスタートしました。数年のブランクもあり復習がてらという気持ちで始めましたが、いざ学習を始めると「あれ、民法ってこんなに細かい論点もあったんだ」と気づきました。司法書士が難関資格ということを実感したのです。
しかし事前の知識にも助けられ、民法は比較的スムーズに1周目の学習を終えることができました。
不動産登記法でつまずいた体験
問題はその次に待ち受けていた不動産登記法でした。普段の生活に馴染みもなく、学習経験もありません。
講義動画を見ているときは「なるほど」と思うのですが、いざ復習したり問題を解いてみると頭に残っている感覚がなかったのです。ここでモチベーションも落ち、学習スピードも失速しました。それまでコンスタントに続けられていた学習の間隔も、次第に空くようになりました。
それからしばらく経ち、試験まで時間がなくなってきたこともあり、講義動画を視聴せずインプットはWebテキストのみに切り替えました。民法、不動産登記法、会社法・商法、商業登記法の主要4科目だけでも学習を1周させることを最優先としたのです。
さらに直前期になり、まだ学習の終わっていない科目もあったため、1日あたりのノルマを増やしました。しかしコマによってテキストや問題の量も異なるため、最後まで思うようには進められませんでした。
スタディングの教材の使い勝手
このように、状況に合わせて教材の使い方を変えながら学習していました。実際にスタディングの教材を使ってみて、アプリの操作性はとても良いと感じました。
一方で、Webテキストは縦にスクロールして読むタイプであったため、自分が現在どこまで読んでいるかなどの把握がしづらいと、個人的には感じました。また、色も豊富に使われていて見やすくはあるのですが、それが逆に要点を掴みづらい要因になっているとも感じました。
要点暗記ツールが役立った
教材のなかでは、要点暗記ツールとスマート問題集が特に役立ちました。要点暗記ツールは、テキストの内容をギュッとまとめた要点を一覧にしたものです。
要点暗記ツールのおかげで、先ほど挙げたWebテキストで要点を掴みづらいという部分を解消することができました。また、スマート問題集は一問一答タイプで、サクサク解き進めることができます。
まだ完全に理解ができていないなかでも、解答を重ねることで徐々に知識を頭に入れていく助けになりました。なお、受講中は学習が間に合わなかったこともあり、添削や質問などのサポートは利用しませんでした。
スタディングの受講料は高い?
受講料については、私が実際に払った金額は8〜9万円ほどでした(クーポン等を利用した記憶があり、通常よりも若干割引されています)。金額だけを見れば決して小さな出費ではありませんが、他の講座に比べるとかなり抑えられた価格設定となっています。
講座の内容やオンラインでの機能面も、価格に対して充実していると感じました。質問や添削制度は用意されていますが、サポート等の手厚さに重きを置きたい方は、他の講座を含めて検討したほうがよいかと思います。
また、AIによる学習計画の作成機能などもありますが、基本的に自分で学習を管理して進める必要があるため、その点に難しさを感じる方も少なくないと思います。しかしその分、価格はかなり抑えられています。
費用とサポート面のどちらを重視するかによって、スタディングが価格に見合っているかという判断は変わってくるのではないでしょうか。
司法書士試験2回受験の振り返り
このように学習を続けて2回受験しましたが、残念ながらどちらも不合格でした。1回目は勉強を始めて程なく試験があったため、ほぼお試し受験でした。
2回目も勉強量としては足りておらず、合格は厳しいとわかっていながらの受験となりました。それでも少しは勉強の積み重ねもあり、前年より問題が解けている実感がありました。
2回の受験を通して、やはり大切なのは積み重ねと、分からなくても学習に触れ続けることだと感じました。しかし、分からない状態で学習を続けることはストレスにもなります。そのため、一度に多くをこなそうとせず、少しの量でも学習を積み重ね、それを習慣化できるような仕組みを作ることが重要だと感じました。
スタディングは、いつでもどこでも勉強できることに優れています。また、先にも挙げた要点暗記ツールやスマート問題集は、短時間でも取り組みやすく、少しでも学習することに適した教材でした。
こうした教材を活用しながら、自分なりに無理なく学習を続けられる仕組みを作り、習慣として落とし込むことが大切だったと、2回の受験を振り返って感じています。
また、低価格な講座であるため、足りないと思う部分を他の教材等で補うこともできます。他の教材に手を出すことには賛否ありますが、私自身、他のテキストを読むことで理解を補えた科目もありました。
これは教材として内容が不足しているというよりも、ある意味、自分が理解しやすいように他の教材も使いながら学習をカスタマイズするという感覚でした。講座の価格が抑えられている分、必要に応じて他の教材を取り入れやすいことも、スタディングならではのメリットだと感じました。
スタディングは自主性が求められる講座ではありますが、低価格で、オンラインで学習を完結できる手軽さは大きな魅力です。資格取得に興味があっても、費用面などから受講を迷っている人にとって、学習を始めるハードルを下げ、試験への一歩を踏み出すきっかけになる講座だと思います。

司法書士講座と勉強を続ける力の関係
司法書士は、不動産や会社の登記、相続の手続きなどを代理で行う法律の専門職です。登記や供託に関する手続きの代理、法務局へ提出する書類の作成などは、司法書士だけができる独占業務とされています。くらしや会社の権利を守る場面で、頼りにされる仕事です。
この資格を管轄しているのは法務省で、試験は毎年1回行われます。法律をあつかう国家資格の中でも、合格までに長い時間がかかることで知られています。だからこそ、勉強のやり方だけでなく、続ける力そのものが問われる試験です。
この体験談を書いてくださったのは、30代で受講した女性です。受講当時は仕事に就いておらず、まとまった勉強時間を取りやすい環境にありました。時間のある時期にスタディングで司法書士に挑んだ記録として、これから学習を始めたい方の参考になるでしょう。
不動産登記法でつまずいたときの立て直し方
司法書士試験は、出題範囲がとても広いことで知られています。午前の部と午後の部に分かれ、民法や不動産登記法、会社法・商法、商業登記法など、多くの科目から問われます。午後の部には記述式もあり、それぞれに基準点が決められています。どの科目も、一定の得点に届かないとそれだけで不合格になる仕組みです。
ご本人は、なじみのない不動産登記法で手が止まり、学習の間隔が空いてしまったと振り返っています。生活で触れる機会が少ない科目ほど、内容が頭に残りにくいのは自然なことです。
大切なのは、つまずいた科目を完璧にしてから先へ進まないことです。ご本人が主要4科目を先に1周させることを優先したように、全体を一度学習してから戻る進め方もあります。基準点が科目ごとにある試験なので、一つの科目で止まりすぎず、基準点が科目ごとにある試験なので、一つの科目で止まりすぎず、広く手をつけておくとよいでしょう。
司法書士に必要な勉強時間と学習量の目安
司法書士試験は、合格までに多くの勉強時間が必要な試験です。目安は3000時間ほどとされ、スタディングの公式サイトでも同じように案内されています。1年で合格を目指すなら、1日あたり8時間を超える計算になります。それだけの学習量を、長い期間ずっと積み上げていく試験です。
この体験談では、通算の学習時間は100時間から300時間未満でした。ご本人も、勉強量が足りないと分かったうえで受験したと書いています。合格の目安と比べると、まだ合格の目安には届いていない段階だったと分かります。
ここで大事なのは、必要な学習量を早めに知っておくことです。全体でどれくらいかかるかが見えていれば、いつ受けるか、どこまで仕上げてから挑むかを決めやすくなります。ご本人が1回目をお試し受験と位置づけたように、まず試験を体験しておく考え方もあるでしょう。これから学習を始める方は、必要な時間を先に把握したうえで、自分の生活に合う計画を組んでみてください。
まとめ
司法書士は独占業務を持つ国家資格で、合格までに長い期間の勉強が必要です。スタディングは、すきま時間で学べる手軽さと、抑えられた受講料が魅力ではないでしょうか。
ご本人は合格できなかったものの、続けやすい教材の価値を実感されていました。必要な勉強時間を早めに知り、自分のペースで続けられるかどうかを、講座選びの手がかりにしてみてください。
