| 会社名(提供元) | ネットスクール |
|---|---|
| 受講した通信講座名 | 建設業経理士1級原価計算 |
| 取得を目指した資格 | 建設業経理士1級(原価計算) |
| 試験の結果 | 合格 |
| 受験回数 | 4回目以上 |
| 通算学習時間 | 100時間〜300時間未満 |
| 受講料 | 3万円〜5万円未満 |
| 性別 | 女性 |
| 受講当時の年代 | 40代 |
| 受講当時の職業 | パート・アルバイト |
| 講座の満足度 | ★★★★★ 4(満足) |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
建設業経理士1級の科目選びと独学の壁
簿記3級を取得してから約15年、仕事をする上で建設業経理士の資格を知りました。まずは建設業経理士2級を独学で取得。次は1級を目指そうとしたものの、いきなり科目選びでつまずきました。
建設業経理士1級は、財務諸表、財務分析、原価計算の3科目にそれぞれ合格しなければいけません。ただし一度に3科目合格する必要はなく、最初の科目合格通知書に記載された日から5年以内に残りの科目に合格すれば、1級として認定されます。
順番はどれから受けてもよく、1度に3科目受けてもいいし、バラバラに受けてもかまいません。そこでネットスクールさんのYouTubeで科目の選び方を参考にして、私は原価計算から受けることに決めました。
ネットスクールの原価計算WEB講座を受講
とりあえず、テキストと問題集を購入。独学でやってみようとパラパラめくってみたけれど、これは…無理だ。そう感じました。
YouTubeで何度も拝見していたネットスクールさんの講座に申し込もう。そう思い、建設業経理士1級原価計算のWEB講座を受講することに決めました。
この講座は基本講義8回+過去問ゼミ+直前答練+とおる模試+予想・質問会がセットになっています。教材は先に購入していたので、教材別で38,700円のコースにしました。期間は試験日までなので、最長で半年間。私は少し迷ったので、5ヶ月くらいの期間だったと思います。
独学に比べると決して安くはありません。それでも他のネット講座と比べるとわりと安く、YouTubeで先生の人柄がなんとなくわかっていたので、受けるならネットスクールさんがいいなと思い受講を決めました。
スマホ、タブレット、パソコンで見られるので、いつでも勉強できます。わからなかったら戻せるし、何度でも見られる。家で自分のペースでできるから、すごく助かりました。
私は毎日2〜3時間くらい勉強にあてられる時間がありました。ただ、職場の決算時期と重なったり体調を崩した日もあったりして、平均すると2時間くらいしかできていなかったかもしれません。

基本講義から過去問へ進めた勉強法
まず、基本講義を視聴しました。基本講義は8回ですが、1回分が30分前後で何本かに分けられているので、かなり詳しく説明してくれています。
簿記2級の勉強を途中で挫折していた私は、工業簿記の知識が少なめでした。わからない単語はその都度調べたり、YouTubeの無料の簿記講座を並行して見つつ、基本講義をなんとか見終わりました。
そこから過去問をひたすら解くぞと決めて、問題集を開いて解こうとしたら…え、解けない…え?そんな状態でした。
試験は第1問〜第5問まであります。第1問は論述問題、第2問は理論問題(記号選択)、第3問は個別計算問題、第4問は最近はほぼ意思決定問題、第5問は総合計算問題です。
まず、パターンが決まっていて配点も大きい第5問から慣れた方がいいとのことでした。そこで第5問をひたすら解きました。ただ、時間がかかるので、毎日第5問を1問やるだけで精一杯の日もありました。
だいぶパターンに慣れてきて、第2問、第3問もなんとなく解けるように。その頃には、ネットスクールさんから直前答練やとおる模試などが届きました。
意思決定問題の第4問に苦戦し不合格
解説ももちろんあり、丁寧で、すごくわかりやすかったです。ただ、問題はラスボスの第4問、意思決定問題でした。
これが本当に難しい。過去問を解けたところで同じ問題が出るわけでもなく、第1問の論述問題も全然対策できないまま試験本番を迎えてしまいました。
直前答練ととおる模試は理論の添削もしてくれるのに、間に合わず提出することができませんでした。合格点は70点以上。第1問で20点の配点があるため、論述を捨てるとかなり不利になります。
結果はもちろん不合格…。受験は毎年3月と9月なので、次は半年後です。
自分の勉強不足を実感しつつ、途中で簿記2級を受けた方がいいと目にしたので、そちらの勉強も並行して始めました。簿記2級はスムーズに取得できました。
ネットスクールさんの講座はもう期限が終わってしまったので、テキストと直前答練ととおる模試を活用しつつ、あとは独学で進めました。
2回目の試験では論述がうまく書けませんでした。意思決定をかなり勉強したにもかかわらず、まったく出たことのない問題が出て不合格。3回目は論述がうまくいかず、第3問・第4問で計算量がかなり多く、時間も足りず、第5問で凡ミスをしてしまい不合格でした。
4回目の受験でついに原価計算に合格
そして4回目の受験。私は第5問→第2問→第3問→第4問→第1問の順番で解くようにしていました。第5問はいつものパターンの問題で、よし、解けた。
第3問は、たまたま弥生カレッジCMCの前日のYouTubeライブで出ていたところがそのまま出て、びっくりしつつも解けました。よし。第2問もなんとなく記号を選び、そして、第4問。
え?なにこれ?これが意思決定の問題なのかもわからない、本気で今まで一度も見たことのない問題でした。試験中、教室からため息が聞こえた気がして、私だけじゃないのかな、なんて思いました。
もう第1問に進んで少し書いて、第4問に戻ったけれど、手も足も出ません。とりあえず、なんとか金額だけ書いてみました。
後で聞いたら、本当にテキストにも載っていない、今まで一度も出たことのない日商簿記1級で出る問題だったそうです。なんで…と思いながら、合格発表は2ヶ月後。自己採点しようにも、第1問の論述が何点もらえるかなんてわかりません。
本当にもやもやする2ヶ月間を過ごし、結果は……なんと合格。やったー。原価計算との長い戦いが終わりました。
ネットスクールの講座はおすすめか
ただ、5年以内にあと2科目取らなければ1級取得にはなりません。そのため、他の2科目も現在頑張って勉強中です。
ネットスクールさんの講座を受講してみて、時間はかかりましたが合格まで行くことができたので、かなりおすすめだと思います。
2級にはない、1級から新しく加わる論述は配点も大きいです。過去問の模範解答のような文章は絶対に書けないので、添削をしてくれるのはかなりありがたいと思います。私も使いたかった(笑)。
YouTubeでも解答速報や試験の講評動画を出してくれています。無料でも先生たちの人柄というか雰囲気は味わえると思うので、まずはYouTubeからでも見てみるのがおすすめです。
まさか4回も受けることになるとは思っていませんでした。それでも、1級取得までまだまだ頑張っていきたいです。

原価計算の論述問題と第4問への向き合い方
建設業経理士1級の原価計算は、建設業に特化した経理の力を問う試験で、3科目の中でも合格率が低めの年が多い難関の科目です。中でも第1問の論述問題は、配点が大きいところ。決められた言葉で理論を説明する必要があり、計算問題とはちがう難しさがあります。
ご本人が、パターンの決まった第5問から慣れていったのは、限られた時間を生かすための工夫でした。配点が大きく出題の流れが読みやすい問題から固める進め方は、合格ラインが7割の試験では理にかなっています。意思決定問題のように、その場で初めて見る問われ方をされると、過去問の丸暗記では通用しにくいからです。得点しやすいところを先に確保しておくと、合格に必要な7割を確保しやすくなります。
もうひとつ準備がいるのが、第1問の論述です。過去問の答えを覚えても、本番で同じ問題が出るとは限らないからです。模範解答のような文章を自分で書くには練習が欠かせません。答案練習や模試で添削を受けられる講座なら、こうした論述の対策を進めやすくなります。
5年の科目合格制と講座の受講期限の関係
1級の各科目の合格には、5年という有効期限があります。3科目を一度に受けてもかまいませんし、1科目ずつ受けることもできます。最初の合格から数えて、残り2科目に合格するまでの期間が決まっているのが特徴。社会人が少しずつ科目を積み上げていける一方、期限を意識した学習計画も大切ではないでしょうか。
ネットスクールのWEB講義には受講期限があり、目標とする試験日の前日で切れてしまいます。ご本人も講座の期限が終わったあとは、手元のテキストや模試を使って独学に切り替えました。科目合格制で複数回の受験を見込む場合、1回分だけの講座にするか、複数回分に対応した長めのコースにするかで、講座の選び方が変わってきます。受講前に、自分が何回目の試験まで見すえるのかを確かめておくと安心です。長期戦になりやすい資格なので、教材が手元に残るかどうかも、講座選びの目安になるでしょう。
まとめ
この体験談は、40代の女性が働きながら建設業経理士1級の原価計算に挑み、4回目の試験で合格したお話です。テキストや模試を活用しながら、独学と講座を組み合わせて学び続けたことがうかがえます。印象に残るのは、見たことのない問題や不合格を経験しても、あきらめずに続けた点でしょう。ご本人は時間はかかったものの、ネットスクールの講座に手ごたえを感じていたようです。同じように長期戦を覚悟して学ぶ方の背中を、そっと押してくれる体験談だと思います。
